“陳列棚”の読み方と例文
読み方割合
ちんれつだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉服売場や陳列棚ちんれつだなの前で見るような恐ろしい険しい顔はあまりなくって、非常に人間らしい親しみのある顔が大部分を占めている。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そーっとはいり込んで、陳列棚ちんれつだなの上に飛び上がって、ひょいと帽子ぼうしけて素知そしらぬ顔をしていました。
不思議な帽子 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
左を向いて、奥正面と、右の壁とが、陳列室よりも、もっとひろいたながあり、まえにドアつきの四角い陳列棚ちんれつだなが、それぞれ小さい番号札をつけて、整然とならんでいた。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)