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蜆汁
ふりがな文庫
“蜆汁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しじみじる
81.8%
しゞみじる
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しじみじる
(逆引き)
お
菜
(
さい
)
は一六が
葱
(
ねぎ
)
と薩摩芋の
難波煮
(
なんばに
)
、五十が
豆腐汁
(
とうふじる
)
、三八が
蜆汁
(
しじみじる
)
と云うようになって居て、今日は何か出ると云うことは
極
(
きま
)
って居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
名物の
蜆汁
(
しじみじる
)
だの看板の芋の煮ころがしに、刺身鳥わさなどで、酒も
二猪口
(
ふたちょこ
)
三猪口口にしたが、
佞媚
(
ねいび
)
な言葉のうちに、やり場のない怨恨を含んで
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
蜆汁(しじみじる)の例文をもっと
(9作品)
見る
しゞみじる
(逆引き)
是から二人で其の頃
流行
(
はや
)
りました
武藏屋
(
むさしや
)
と云う
家
(
うち
)
がありました、其の家は
麦斗
(
ばくと
)
と云って麦飯に
蜆汁
(
しゞみじる
)
で一
猪口
(
ちょく
)
出来ます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あそこの
鯛
(
たひ
)
ちり、こゝの
蜆汁
(
しゞみじる
)
、といふ風によく
猟
(
あさ
)
つて歩いた私は大きな飲食店などにも飽き果てゝ、その薄汚い町中の洋食屋に
我儘
(
わがまゝ
)
の言へる隠れ家を見つけて置いた。
犬
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蜆汁(しゞみじる)の例文をもっと
(2作品)
見る
蜆
漢検1級
部首:⾍
13画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“蜆汁”と季節(春)が同じ季語
食物|
土筆
眼張
鶯餅
若布
鰔
行事|
卒業式
植物|
枝垂桜
彼岸桜
柳
霧島躑躅
枸杞
時候|
晩春
仲春
芽時
立春
四月
天文|
霾
比良八荒
淡雪
春雷
朧月
地理|
苗代
雪間
流氷
薄氷
春田
動物|
鶯
仔馬
蜷
松毟鳥
孕鹿
人事|
梅見
花見
苗床
鶯餅
風車
“蜆汁”と分類(人事)が同じ季語
春|
蚕卵紙
種蒔き
梅見
進級
桜餅
夏|
幽霊
草取
甚平
鵜飼
更衣
秋|
夜学
秋袷
紅葉狩
鳴子
運動会
冬|
暖房
毛皮
懐炉
竹馬
焚火
新春|
独楽
宝船
書初
双六
門松
“蜆”で始まる語句
蜆
蜆貝
蜆川
蜆花
蜆売
蜆河岸
蜆子和尚
蜆塚
蜆屋
蜆蝶
“蜆汁”のふりがなが多い著者
邦枝完二
三遊亭円朝
福沢諭吉
徳田秋声
谷崎潤一郎
島崎藤村
永井荷風
吉川英治
泉鏡花
太宰治