“沈丁花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんちょうげ50.0%
ぢんちやうげ20.0%
ちんちょうげ15.0%
ちょうじ5.0%
ちんちやうげ5.0%
ぢんてうげ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木蓮や沈丁花じんちょうげ海棠かいどうや李が咲いていたが、紗を張ったような霞の中では、ただ白く、ただ薄赤く、ただ薄黄色く見えるばかりであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから又座敷からかはやを隠した山茶花さざんくわがある。それの下かげの沈丁花ぢんちやうげがある。鉢をふせたやうな形に造つた霧島躑躅つつじの幾株かがある。
沈丁花ちんちょうげの花のしたのをお風呂へ入れてあげるから入りなさい。そりゃいいにおいで気がさんじるから。」母は話さなかったが
桃のある風景 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
金坊きんぼう沈丁花ちょうじの油をつけてきたね。」
春の入日の沈丁花ちんちやうげがどこやらに。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そがうへに我ぞく、沈丁花ぢんてうげたぎるはたけ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)