“風車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かざぐるま85.1%
ふうしゃ8.5%
ふうしや4.3%
ムウラン2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが一色いつしきになつてまはる。しろい棺は奇麗な風車かざぐるま断間たえまなくうごかして、三四郎の横を通り越した。三四郎はうつくしいとむらひだと思つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それからこんどは、島のまんなかにあるたいらな高台たかだいにのぼっていきました。そこには風車ふうしゃのほかは、建物たてものはなんにもありませんでした。
満洲里マンチユリイ風車ふうしや片破かたやれ吹きるる残雪ざんせつの丘にかんぞきびしき
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
煙のような霧の中で風車ムウランやポプラの列があらわれたり隠れたりしていたが、そのうちに仏白国境のキャップ・ド・ラ・ブラン・ネの灰色の断崖が下からぐっとせりあがってきた。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)