いぬ
「馬鹿に鳴くね。大きな犬らしいね」Bを見送りに来たMが言ふと、すぐ傍の籐椅子に腰をかけてゐたT氏は、 「H領事の犬だらう?先生方も今日立つ筈だからね」 その犬の悲鳴する声は、甲板の下のハツチのあたりから絶えずきこえて来た。小さな箱の中に入れ …
作品に特徴的な語句
もの はう 旅舎りよしや テイブル よし おろ 苦力くり かたはら 塞外そくぐわい 歔欷きよき はづ 寝床ベツト だね つひ かう うづま 此方こつち 楊柳やうりう はう もと あご とざ へり 北国ほくこく しゆ なに 白河はくが 戯談じやうだん 生憎あひにく たち きいろ 長城ちやうじやう こま 錦州きんしう 遡航さくかう つま 狭斜けふしや 草鞋わらぢ せつ かみ ばう 大連たいれん ゆびさ 北京ぺきん 恰好かつかう おんな 其処そこ 芦荻ろてき 埃塵ほこり なかば すさ 貴方あなた 赤峰せきはう あか 轎車けうしや 退撃たいげき 万里ばんり そば とも わび 何方どちら 何故なぜ うち 風車かざぐるま 麦酒ビール 整正せいせい すくな 昨夜ゆうべ くら いとま よこた 手巾ハンケチ 此方こちら 油房ゆばう 徳子とくこ みなぎ 巴渦うづ 臨城りんじやう うち へや やつ 奉天ほうてん たね 太沽タークー 天津てんしん
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