“長城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうじょう77.8%
ちやうじやう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かん武帝ぶていが常に匈奴に苦しめられ、始皇しこうが六国を亡ぼしても北部の蕃族、即ち匈奴を防ぐがために万里ばんり長城ちょうじょうを築くという有様であった。
東亜の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
つき四月とたつに従って、島全体を取囲んで、丁度万里ばんり長城ちょうじょうの様な異様な土塀が出来、内部には、池あり、河あり、丘あり、谷あり、そして
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
うしても、ありや萬里ばんり長城ちやうじやう向側むかふがはにゐるべき人物じんぶつですよ。さうしてゴビの沙漠さばくなか金剛石ダイヤモンドでもさがしてゐればいんです
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
万寿山へも行けば、万里ばんり長城ちやうじやうへも行つた。梅蘭芳メイランフワンの劇をも見れば琉璃廠るりしやうの狭斜へも行つた。Bは北京に三泊つた。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)