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長城
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ちょうじょう
ふりがな文庫
“
長城
(
ちょうじょう
)” の例文
漢
(
かん
)
の
武帝
(
ぶてい
)
が常に匈奴に苦しめられ、
始皇
(
しこう
)
が六国を亡ぼしても北部の蕃族、即ち匈奴を防ぐがために
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
を築くという有様であった。
東亜の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
三
月
(
つき
)
四月とたつに従って、島全体を取囲んで、丁度
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
の様な異様な土塀が出来、内部には、池あり、河あり、丘あり、谷あり、そして
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
『マア聞き給え。その青い壁が
何処
(
どこ
)
まで続いているのか解らない。
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
を
二重
(
ふたえ
)
にして、青く塗った様なもんだね』
火星の芝居
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
何でも
長城
(
ちょうじょう
)
から
哈爾賓
(
ハルピン
)
を越えると
爆薬
(
ハッパ
)
の値段が二倍になる。露西亜境の
黒龍江
(
こくりゅうこう
)
を渡ると四倍になるんだそうですが、これは
拳銃
(
ピストル
)
でも何でも、
禁制品
(
やかましいもの
)
はミンナ同じ事でしょう。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
讃州
(
さんしゅう
)
丸亀
(
まるがめ
)
の
京極
(
きょうごく
)
、
阿波
(
あわ
)
徳島
(
とくしま
)
の
蜂須賀
(
はちすか
)
、姫路の本多、伊予の松平など、海には兵船をつらね、国境には人数を
繰出
(
くりだ
)
し、この赤穂領を
長城
(
ちょうじょう
)
の壁のように囲んで、
鏃
(
やじり
)
や
砲筒
(
つつ
)
を御家中へ向けている
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
もっとも「順天時報」の記者は当日の午後八時前後、黄塵に煙った月明りの中に
帽子
(
ぼうし
)
をかぶらぬ男が一人、
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
を見るのに名高い
八達嶺下
(
はったつれいか
)
の鉄道線路を走って行ったことを報じている。
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
少し
隔
(
へだた
)
った所に、誰かの大きなお
邸
(
やしき
)
があって、
万里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちょうじょう
)
みたいにいかめしい
土塀
(
どべい
)
や、
母屋
(
おもや
)
の
大鳥
(
おおとり
)
の羽根を
拡
(
ひろ
)
げた様に見える立派な屋根や、その横手にある白い大きな土蔵なんかが、日に
照
(
てら
)
されて
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“長城”の意味
《名詞》
長城(ちょうじょう)
長く連なる城。
一国の重鎮となるべき人のたとえ。
《固有名詞》
長城(ちょうじょう)
万里の長城。
(出典:Wiktionary)
“長城”の解説
長城(ちょうじょう)とは、外敵の侵入に備えるため、国境線に沿って建造された土塁・城壁をいう。長城という場合、特に万里の長城のことを指すこともある。
(出典:Wikipedia)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持