“ちょうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重畳69.4%
頂上12.2%
長城7.1%
牒状4.1%
長上4.1%
張譲1.0%
弔状1.0%
暢情1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よう、法月氏のりづきうじか! 意外な所でお目にかかった。いつもご壮健か、イヤ、それは何より重畳ちょうじょう、して、いつ江戸表へお帰りでござった」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれどわたしはぜひも頂上ちょうじょうまで登らなければならないと決心した。でもやっとのこと登ってみれば、どちらを見ても明かりは見えなかった。
つき四月とたつに従って、島全体を取囲んで、丁度万里ばんり長城ちょうじょうの様な異様な土塀が出来、内部には、池あり、河あり、丘あり、谷あり、そして
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
檜垣の門徒から馬場和泉守へ宛てた牒状ちょうじょうなるものゝ真偽については、何処にも明記してないけれども、此の前後の事情から推して、贋物にせものであったことは疑うべくもないのである。
未熟な青年はいが老成の大家に向って讒誣罵詈ざんぶばりの文字を並べたり、ひとり天狗になって他人を攻撃したり、こういう人は殆ど先輩や長上ちょうじょうを尊敬するという道も知らん。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
また、張譲ちょうじょうその他の内官十三人を列侯に封じ、司空張温しくうちょううんを大尉に昇せたりしたので、そういう機運に乗った者は、十常侍に媚びおもねって、さらに彼らの勢力を増長させた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
議郎ぎろう張譲ちょうじょう議郎ぎろう趙忠ちょうちゅう議郎ぎろう段珪だんけい議郎ぎろう夏輝かき——などという十名が中心となって、枢密すうみつに結束をつくっていた。議郎とは、参議という意味の役である。だからどんな枢密の政事にもあずかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
驚いて令弟れいていあて弔状ちょうじょうを出したら、其れと行き違いに先の人から、安達君は短刀で自殺しかけたが、負傷したまゝで人にめられたと云って、紀州の新聞を一枚送って来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
たとひ、一回の出遊に一二円を費すとも、度数を節して遊ぶべき日にのみ遊ぶ時は、其の暢情ちょうじょう快心の量却ツて大きく、費す所は至ツて小なり。
研堂釣規 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)