“段珪”の読み方と例文
読み方割合
だんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
段珪だんけいのふたりは、新帝と何太后と、新帝の弟にあたる協皇子——帝が即位してからは、陳留王ちんりゅうおうといわれている——の三人を黒煙のうちから救け出して
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河へ投身して死んだ張譲を見捨てて、段珪だんけいはひとり野道を逃げ惑うてきたが、途中、閔貢びんこうの隊に見つかって、天子の行方を訊かれたが、知らないと答えると
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
議郎ぎろう張譲ちょうじょう議郎ぎろう趙忠ちょうちゅう議郎ぎろう段珪だんけい議郎ぎろう夏輝かき——などという十名が中心となって、枢密すうみつに結束をつくっていた。議郎とは、参議という意味の役である。だからどんな枢密の政事にもあずかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)