“張譲”の読み方と例文
読み方割合
ちょうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、張譲ちょうじょうその他の内官十三人を列侯に封じ、司空張温しくうちょううんを大尉に昇せたりしたので、そういう機運に乗った者は、十常侍に媚びおもねって、さらに彼らの勢力を増長させた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
議郎ぎろう張譲ちょうじょう議郎ぎろう趙忠ちょうちゅう議郎ぎろう段珪だんけい議郎ぎろう夏輝かき——などという十名が中心となって、枢密すうみつに結束をつくっていた。議郎とは、参議という意味の役である。だからどんな枢密の政事にもあずかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「すわ、大変」と、狼狽して、張譲ちょうじょうを始め、おのおの生きた心地もなく、内宮へ逃げこんで、窮余の一策とばかり、何進の妹にして皇后の位置にある何后かこう裙下くんかにひざまずいて、百拝、憐愍れんびんを乞うた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)