“だんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ダンケイ
語句割合
檀渓66.7%
段珪33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それとなく、襄陽じょうようの会や、檀渓だんけいの難のことをお話しあって、もし劉表が、呉の討手を君へお頼みあっても、かならずお引受けにならないことです」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「実は檀渓だんけいを跳んで、九死のうちにのがれて来ましたので、衣服もこんなに湿うるおうてしまいました」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「皆の者に、心配をかけてすまなかった。実は昨日、襄陽の会で、蔡瑁さいぼうのため、危うく謀殺されようとしたが、檀渓だんけいを跳んで、九死に一生を拾って帰ったような始末……」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただ見る檀渓だんけい湖北省こほくしょう襄陽じょうようの西、漢水の一支流)の偉観が前に横たわっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
段珪だんけいのふたりは、新帝と何太后と、新帝の弟にあたる協皇子——帝が即位してからは、陳留王ちんりゅうおうといわれている——の三人を黒煙のうちから救け出して
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
河へ投身して死んだ張譲を見捨てて、段珪だんけいはひとり野道を逃げ惑うてきたが、途中、閔貢びんこうの隊に見つかって、天子の行方を訊かれたが、知らないと答えると
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
議郎ぎろう張譲ちょうじょう議郎ぎろう趙忠ちょうちゅう議郎ぎろう段珪だんけい議郎ぎろう夏輝かき——などという十名が中心となって、枢密すうみつに結束をつくっていた。議郎とは、参議という意味の役である。だからどんな枢密の政事にもあずかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)