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頂上
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ちょうじょう
ふりがな文庫
“
頂上
(
ちょうじょう
)” の例文
牧場
(
ぼくじょう
)
のうしろはゆるい
丘
(
おか
)
になって、その黒い
平
(
たい
)
らな
頂上
(
ちょうじょう
)
は、北の
大熊星
(
おおくまぼし
)
の下に、ぼんやりふだんよりも
低
(
ひく
)
く、
連
(
つら
)
なって見えました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
けれどわたしはぜひも
頂上
(
ちょうじょう
)
まで登らなければならないと決心した。でもやっとのこと登ってみれば、どちらを見ても明かりは見えなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
やっと
塔
(
とう
)
の
頂上
(
ちょうじょう
)
に
達
(
たっ
)
しますと、そこは
体
(
からだ
)
をいれるだけの
狭
(
せま
)
いへやになっていました。もとより、ほこりがたまっていました。
姉
(
あね
)
は、そこにすわりました。
黒い塔
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
向日葵
(
ひまわり
)
、
毎幹
(
まいかん
)
の
頂上
(
ちょうじょう
)
に
只
(
ただ
)
一花
(
いっか
)
あり、
黄弁大心
(
おうべんたいしん
)
、
其
(
そ
)
の形
盤
(
ばん
)
の
如
(
ごと
)
く、太陽に
随
(
したが
)
いて回転す、
如
(
も
)
し日が東に
昇
(
のぼ
)
れば
則
(
すなわ
)
ち花は東に
朝
(
むか
)
う、日が天に
中
(
なか
)
すれば
則
(
すなわ
)
ち花
直
(
ただ
)
ちに上に
朝
(
むか
)
う
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「
頂上
(
ちょうじょう
)
に
裏切
(
うらぎ
)
り者がでたのを知って、
外城
(
そとじろ
)
の者が一
挙
(
きょ
)
にやってくるんです。そうにちがいない」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
天蓋
(
てんがい
)
の
頂上
(
ちょうじょう
)
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
蕾
(
つぼみ
)
はみんなできあがりましてございます。
秋風
(
あきかぜ
)
の
鋭
(
するど
)
い
粉
(
こな
)
がその
頂上
(
ちょうじょう
)
の
緑
(
みどり
)
いろのかけ
金
(
がね
)
を
削
(
けず
)
って
減
(
へ
)
してしまいます。
今朝
(
けさ
)
一斉
(
いっせい
)
にどの花も開くかと思われます
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「いやそんなはずはない、こういううちに、しぜんと
頂上
(
ちょうじょう
)
のとりでの中にでるにちがいない」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また
山
(
やま
)
では、おいしげる
木々
(
きぎ
)
に、あらしがおそうと、はげしく
枝
(
えだ
)
と
枝
(
えだ
)
をもみあい、そして、
頂上
(
ちょうじょう
)
から
落下
(
らっか
)
する
滝
(
たき
)
が、さながら
雷
(
かみなり
)
のとどろくように、あたりへこだまするものすごい
光景
(
こうけい
)
を
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうどロアール川とドルドーニュ川と、二つの谷を分かった山の
頂上
(
ちょうじょう
)
で、かれはふたたびわたしの手首をにぎった。その山を南へ下り始めて十五分も行ったころ、かれは手をはなした。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
その
晩
(
ばん
)
ホモイは
夢
(
ゆめ
)
を見ました。高い高い
錐
(
きり
)
のような山の
頂上
(
ちょうじょう
)
に
片脚
(
かたあし
)
で立っているのです。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
果然
(
かぜん
)
——前の日よりもすさまじい
群衆
(
ぐんしゅう
)
の
怒濤
(
どとう
)
が、御岳の
頂上
(
ちょうじょう
)
へ
矢来押
(
やらいお
)
しにつめかけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ほら、ごらん。あのがけのところに、やまゆりが
咲
(
さ
)
いているから。」と、おじさんが、いったので、そのほうを
仰
(
あお
)
ぐと、
頂上
(
ちょうじょう
)
から、ほそい
一
(
ひと
)
すじの
滝
(
たき
)
がおちて、そのしぶきを、あびながら
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幸い坂道は長かったが、それもいつか
頂上
(
ちょうじょう
)
に来た。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そして
二人
(
ふたり
)
はまわりを森にかこまれたきれいな草の
丘
(
おか
)
の
頂上
(
ちょうじょう
)
に立っていました。
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
昔
(
むかし
)
、十二、三になったばかりの、
孝行
(
こうこう
)
のむすこが、
医者
(
いしゃ
)
が
見
(
み
)
はなした
母親
(
ははおや
)
の
病気
(
びょうき
)
を、なおしたい一
心
(
しん
)
で、
不動尊
(
ふどうそん
)
に
願
(
がん
)
をかけて、あの
頂上
(
ちょうじょう
)
まで、お
水
(
みず
)
をもらいに
上
(
のぼ
)
ったことがあると、
聞
(
き
)
いたが。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして諒安はとうとう一つの
平
(
たい
)
らな
枯草
(
かれくさ
)
の
頂上
(
ちょうじょう
)
に立ちました。
マグノリアの木
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
金剛石
(
こんごうせき
)
は山の
頂上
(
ちょうじょう
)
にあるでしょう」
虹の絵の具皿:(十力の金剛石)
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“頂上”の解説
頂上(ちょうじょう)は、山のような起伏のある地形において隣接した他の全ての地点よりも高い場所。類義語に山頂(さんちょう)、頂点(ちょうてん)、頂(いただき)、峰(みね)、山巓(さんてん)、サミット(summit)などがある。
(出典:Wikipedia)
頂
常用漢字
小6
部首:⾴
11画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“頂上”で始まる語句
頂上近
頂上至極