“法月氏”の読み方と例文
読み方割合
のりづきうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よう、法月氏のりづきうじか! 意外な所でお目にかかった。いつもご壮健か、イヤ、それは何より重畳ちょうじょう、して、いつ江戸表へお帰りでござった」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アハハハハハ。おう、それはさておき、法月氏のりづきうじ、江戸へお帰りになったからには、さだめし、お千絵殿とお逢いであろう。ただ今あの方は、どこにおられますな?
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「知っているくらいならおたずねは致さん。——いずれそのうちには分りましょうよ、分った節には、誰より先に貴公の所へご通知いたす。で法月氏のりづきうじ、ただ今のご宿所は?」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)