“搜”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
さが66.7%
さぐ32.2%
あさ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まア行つて見るが宜い。俺はそれより先に一萬兩の方をさがすよ。材木置場を一と通り見るだけでも、三日や四日はかゝるだらうから」
「盲鬼は手でさぐつて當てるのが本當ぢやないか。匂ひを嗅いで當てるなんて、犬ぢやあるまいし——私はそんな事で鬼になるのは嫌だよ」
大氣は澄んで、蒼い空を限つて立ち並んで居る峯々の頂上などまでどつしりと重みついて來たやうに見ゆる。漸々だん/\紅らみそめた木の實をあさるいろ/\の鳥の聲は一朝ごとに冴えまさつた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)