あさ)” の例文
新字:
大氣は澄んで、蒼い空を限つて立ち並んで居る峯々の頂上などまでどつしりと重みついて來たやうに見ゆる。漸々だん/\紅らみそめた木の實をあさるいろ/\の鳥の聲は一朝ごとに冴えまさつた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)