“さぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サグ
語句割合
45.0%
34.6%
10.8%
5.0%
1.5%
欷歔0.4%
0.4%
探究0.4%
探索0.4%
0.4%
歔欷0.4%
穿索0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲に拠るか、乙をるか、時代の先後によるか、その採択に迷う場合もしばしばあったが、それは編者が随意に按排することにした。
中国怪奇小説集:01 凡例 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
手水鉢で、の下を、柄杓りながら、を払うと、さきへ手をめて、の口にえつつ待った、手巾真中をお絹が貸す……
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
埃もなく取り亂したあとのない部屋は、いままで誰かがゐたとも思はれる人の氣はひが、次第に二人の眼を部屋のすみずみをらせる誘惑をこころみた。
はるあはれ (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
頼朝は、口のうちで呟くように云いながら、茫然と、その眼は、二十年前の思い出をあわただしく心の奥でっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
して加減のところで、突込んでつてると、るものがある。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
夜も晝も『和子よ。』と欷歔
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
欷歔りつつ黒き血吐くと。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
顔をめつつ紳士の前にきて、慇懃れば、彼はに小腰をめしのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これも、もし翌日行きて見ざれば、鬼となし怪となすこと疑いなし。およそ世の冤鬼、妖怪というものも、その源を探究れば、大抵みなこれらの類なるべし。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ゆうべの夜なかに何か聞かなかったかと探索りを入れると、女中は不安らしい眼つきをして、自分は次の間の四畳半に寝ていたから何にも知らなかったが、何かおかしなことでもあったかという。
河鹿 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
瓠壺之腹縦摸筆(瓠壺の腹にに筆をり)
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
聞えあげへまつれる人ぞ涙せきあへずその声歔欷
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「まあ、待て。おれも一旦はそう思ったが、まあ、それは二の次だ。もう少しほかに穿索って見る所がありそうだから、あんまりどたばたして方々へ塵埃を立てねえ方がいい」
半七捕物帳:19 お照の父 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
りで床の間の水さしを掴まえた。口のほうから持っていき、ククククと喇叭飲みにした。いたいた心が鎮まってきた。ばかりか、ジーンと澄んでさえきた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)