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撈
ふりがな文庫
“撈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さぐ
23.5%
さら
23.5%
すく
23.5%
かきさが
11.8%
と
11.8%
かいさぐ
5.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さぐ
(逆引き)
内儀は白糸の懐に出刃を
裹
(
つつ
)
みし片袖を
撈
(
さぐ
)
り
得
(
あ
)
てて、引っ
掴
(
つか
)
みたるまま
遁
(
のが
)
れんとするを、畳み懸けてその
頭
(
かしら
)
に
斫
(
き
)
り着けたり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
撈(さぐ)の例文をもっと
(4作品)
見る
さら
(逆引き)
天狗
(
てんぐ
)
にでも
撈
(
さら
)
われるように思い、その壻殿が自分の内へ這入り込んで来るのを、この上もなく窮屈に思って、平生心安くする
誰彼
(
たれかれ
)
に相談したが
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
撈(さら)の例文をもっと
(4作品)
見る
すく
(逆引き)
首里
(
しゅり
)
からすぐ近い別荘の前の海で、手ずから
撈
(
すく
)
い
捕
(
と
)
られたものばかりというのに、名も附けきれないほどの何百という種類で、形よりも色と
斑紋
(
はんもん
)
の変化が目ざましく
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
撈(すく)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
かきさが
(逆引き)
かく言ひつつ
益
(
ますます
)
急に
撈
(
かきさが
)
せり。貫一は帽を
冠
(
かぶ
)
りたるまま火燵に
片肱掛
(
かたひぢか
)
けて、
斜
(
ななめ
)
に彼の顔を
見遣
(
みや
)
りつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
撈(かきさが)の例文をもっと
(2作品)
見る
と
(逆引き)
○汐干狩の楽地として、春末夏初の風
和
(
のど
)
かに天暖かなる頃、あるいは
蛤蜊
(
こうり
)
を
爪紅
(
つまくれない
)
の手に
撈
(
と
)
るあり、あるいは
銛
(
もり
)
を手にして
牛尾魚
(
こち
)
比目魚
(
ひらめ
)
を突かんとするもあるところなり。
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
撈(と)の例文をもっと
(2作品)
見る
かいさぐ
(逆引き)
辛
(
から
)
くも忍びてつと
退
(
の
)
きながら
身構
(
みがまへ
)
しが、
目潰吃
(
めつぶしくら
)
ひし一番手の
怒
(
いかり
)
を
作
(
な
)
して奮進し
来
(
きた
)
るを見るより今は
危
(
あやふ
)
しと鞄の中なる
小刀
(
こがたな
)
撈
(
かいさぐ
)
りつつ
馳出
(
はせい
)
づるを、
輙
(
たやす
)
く肉薄せる二人が
笞
(
しもと
)
は雨の如く、
所嫌
(
ところきら
)
はぬ
滅多打
(
めつたうち
)
に
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
撈(かいさぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
撈
漢検1級
部首:⼿
15画
“撈”を含む語句
漁撈
手撈
撈海一得
海底撈月
“撈”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳田秋声
幸田露伴
三遊亭円朝
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
森鴎外
柳田国男
泉鏡花