“かいさぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻探60.0%
20.0%
掻捜20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掻探かいさぐりて戸毎とごとの鍵を差出すさま
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
からくも忍びてつと退きながら身構みがまへしが、目潰吃めつぶしくらひし一番手のいかりして奮進しきたるを見るより今はあやふしと鞄の中なる小刀こがたなかいさぐりつつ馳出はせいづるを、たやすく肉薄せる二人がしもとは雨の如く、所嫌ところきらはぬ滅多打めつたうち
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蒲田はたもとの中をかいさぐりて、揉皺もめしわみたる二通の書類を取出とりいだしつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
お沢 ああ、どうしましょう、あれ、(その胸、その手を捜ろうとして得ず、むなしく掻捜かいさぐるのみ。)
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)