“掻探”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいさぐ50.0%
かきさぐ33.3%
かいさが16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五助は片膝立て、中腰になり、四ツにいなどして掻探かいさぐり、膝かけをふるって見て、きょときょとしながら
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
きしそばだちたる所は鮏きしにつきてのぼるものゆゑ、岸におくばかりのたなをかきて、こゝにこし魚楑なつちをさし鮏を掻探かきさぐりてすくひとるなり。
小親はいそいそ灰のなか掻探かいさがして、煙管きせる取って上げたるが、ふと瞳を定めて、の隅、二ところ見廻したり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)