“魚楑”の読み方と例文
読み方割合
なつち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きしそばだちたる所は鮏きしにつきてのぼるものゆゑ、岸におくばかりのたなをかきて、こゝにこし魚楑なつちをさし鮏を掻探かきさぐりてすくひとるなり。
大鮏は三尺あまりもあるものゝ鮁狂はねくるふゆゑ魚楑なつちといふものにてかしらを一打うてば立地たちまち死す。こゝになる事は、此魚楑といふもの馬のつめをきりたるつちにあらざればせず。