“魚釣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うおつ18.8%
うをつり18.8%
さかなつ18.8%
うおつり12.5%
うをつ12.5%
つり12.5%
はり6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とたずねますと、裏の谷川へ魚釣うおつりに出かけられましたとの答え。そこで、女中を案内にたのんで、またテクテクと、谷川へおりていかなければなりませんでした。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
所へ魚釣うをつり帰途かへりらしい子供が一人通りかゝつた。手には小鮒こふなを四五ひきげてゐる。青木氏は懐中ふところ写生帖スケツチブツクから子供の好きさうなを一枚引き裂いて、それと小鮒の二尾程とかへつこをした。
ホワイトポイントへ魚釣さかなつりにも行きましたが、ぼくは釣なぞしたことがないので、無闇むやみやたらにそこいら辺を歩きまわっただけでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
さてお話し致しますのは、自分が魚釣うおつりたのしんでおりました頃、ある先輩からうけたまわりました御話おはなしです。徳川期もまだひどく末にならない時分の事でございます。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
沢庵より上る利益の計算のために必要な算盤や、コムパス達は、今日こんにちの土曜と明日みやうにちの日曜とを利用して、魚釣うをつりに出かけるのである。
工場の窓より (新字旧仮名) / 葉山嘉樹(著)
それほど魚釣つりが好きなのかというと、勿論好きなことも好きなのだが、先生に言わせると、釣りは魚を得るのが目的ではなく、ひとつの澄心ちょうしんの修業だとある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかるに汝等は餌をくらひ、年へし敵の魚釣はりにかゝりてその許に曳かれ、くつわよびも殆んど益なし 一四五—一四七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)