“魚籃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びく72.0%
ぎょらん24.0%
ビク4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵さんは、不思議そうに、片手にげている魚籃びくを、ランプのあかりの方へ寄せて、一方の手で、ひきかき廻したのだった。
あまり者 (新字新仮名) / 徳永直(著)
その立退たちのき先をたずねて、それから三田の魚籃ぎょらんの知り人の立退き先をも見舞って、帰り路に半七はゆうべの勘蔵のことを云い出した。
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
魚籃ビクひきあげられて秋雨のふる
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)