“ぎょらん”の漢字の書き方と例文
語句割合
魚籃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その次は魚籃ぎょらん観音を一体、それから三聖人(三つ一組)を彫った。これらも実費だけを受け、決して余計な報酬を得ようとはしなかった。それで沢田は気の毒がって
なぎさに犬がいる。子供がいる。漁師が大きな魚籃ぎょらんをかついで、波うちぎわを歩いている。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
首をすくめて、鯉のへえった籠を下げて、(魚籃ぎょらん)の丁稚でっちと云う形で、ついてくと、腹こなしだ、とぶらりぶらり、昼頃まで歩行あるいてさ、それから行ったのが真砂町の酒井先生の内だった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)