“穿索”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんさく94.4%
さぐ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありません。」と、丸山はすぐにかぶりをふった。「無論に手分けをしていろいろに穿索せんさくしたんですけれど、影も形もみえません。 ...
麻畑の一夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかし百五号室における第一夜以来、二度とその気の毒な男の顔を見なかったので、僕は彼について面倒な穿索せんさくをせずに済んだ。
「まあ、待て。おれも一旦はそう思ったが、まあ、それは二の次だ。もう少しほかに穿索さぐって見る所がありそうだから、あんまりどたばたして方々へ塵埃ほこりを立てねえ方がいい」
半七捕物帳:19 お照の父 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)