“穿過”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うがちす50.0%
せんか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、歌に「天の原ふりさけ見れば」とあるから、素直に天空を仰ぎ見たことと解する旧説の方が却って原歌の真を伝えているのでなかろうかと思うのである。守部説は少し穿過うがちすぎた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
魚鳥マタ碕沂きぎんノ間ニ相嬉あいあそブ。池ノ南ハ密竹林ヲナシ、清流ソノ下ヲ穿過せんかス。池ノ北ハ稲畦蔬圃墻外とうけいそほしょうがいノ民田ト相接ス。園ハ喬木きょうぼく多ク、槎枿竦樛さげつしょうきゅう、皆百年外ノ物タリ。而シテ堂独リ翼然トシテ池上ニ臨ム。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)