“這般”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃはん74.2%
しやはん14.5%
こん3.2%
この3.2%
このはん3.2%
かう1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり全く彼の文学上の観念の曖昧さを彼自身それに就いて疑わしいものがないということで支えてきた這般(しゃはん)の奥義(おうぎ)を物語っている。
つまり全く彼の文学上の観念の曖昧さを彼自身それに就いて疑はしいものがないといふことで支へてきた這般(しやはん)の奥義を物語つてゐる。
這般(こん)な事をいふと例の大忠臣党が直ぐ犬畜生の言草だなんぞと云ひさうだが、人間様の仰しやる事が兎角御都合主義だから無慾な犬畜生の言草(いひぐさ)が却て道理に合(かな)つてる。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
這般(この)、好色の豪族は、疾(はや)く雨乞の験(しるし)なしと見て取ると、日の昨(さく)の、短夜(みじかよ)もはや半(なか)ばなりし紗(しゃ)の蚊帳(かや)の裡(うち)を想ひ出した。……
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
およそ這般(このはん)のささいなる事がらといえども一つとしてくだんの巡査の視線以外に免(のが)るることを得ざりしなり。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
嬢様も好い加減に思切らせないと這般(かう)いふ奴が瘋癲(きちがひ)になるのだと思召して、其次来た時に断然(きつぱり)と、世間が煩さう厶いますから当分お尋ねはお断り申します
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)