“這般”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゃはん73.1%
しやはん15.4%
この3.8%
こん3.8%
かう1.9%
このはん1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“這般”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
行長と義智は這般しゃはんの事情を知悉ちしつしながら、之を率直に上申して秀吉の機嫌をそこねる勇気に欠けてゐたのである。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
作歌のおもしろみは這般しゃはんうちにも存じて居り、作者生活の背景ということにも自然関聯かんれんしてくるのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
這般しやはんの実例をつまびらかに叙せんとせば、我は実にこの『閑天地』を百千回するも猶且なほかつ足らざる者あらむ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
私は然し這般しやはんのうちに、速力を主とした文字改革といふことの文化問題としての重大さを痛感させられた気もした。
文字と速力と文学 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
這般この、好色の豪族は、はやく雨乞のしるしなしと見て取ると、日のさくの、短夜みじかよもはやなかばなりししゃ蚊帳かやうちを想ひ出した。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
? 茶釜ちゃがまでなく、這般この文福和尚ぶんぶくおしょう渋茶しぶちゃにあらぬ振舞ふるまい三十棒さんじゅうぼう、思わずしりえ瞠若どうじゃくとして、……ただ苦笑くしょうするある而已のみ……
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この金の足りない中で、殊に経費少ない文部省が這般こんな無用の学校に銭を棄てるのは馬鹿げてる。
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
イヤハヤお咄しにならんが、旦那は這般こん連中てあひ寛大おほめに見て在らツしやるんだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
嬢様も好い加減に思切らせないと這般かういふ奴が瘋癲きちがひになるのだと思召して、其次来た時に断然きつぱりと、世間が煩さう厶いますから当分お尋ねはお断り申します、其中お互に身がさだまりましたら改めて御交際を願ひませうと。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
およそ這般このはんのささいなる事がらといえども一つとしてくだんの巡査の視線以外にのがるることを得ざりしなり。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)