“このはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
這般66.7%
斯般33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ這般このはんのささいなる事がらといえども一つとしてくだんの巡査の視線以外にのがるることを得ざりしなり。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
打ち大方出来たらしいうわさの土地に立ったを小春お夏が早々と聞き込み不断は若女形わかおんながたで行く不破ふわ名古屋も這般このはんのことたる国家問題に属すと異議なく連合策が行われ党派の色分けを
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
階を登れば老侠客莞爾くわんじとして我を迎へ、相見て未だ一語をはさゞるに、満堂一種の清気てり。相見ざる事七年、相見る時ににはかに口を開き難し、斯般このはんの趣味、人に語り易からず。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)