“しやはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
這般90.0%
社伴10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し這般しやはんの和訳艶情小説を一読過せんと欲するものは、ふ、当代の照魔鏡せうまきやうたる検閲官諸氏の門を叩いてうやうやしくその蔵する所の発売禁止本を借用せよ。(二月十二日)
しかし書を著すものはことさらに審美学者の所謂無秩序中の秩序を求め、参差さんし錯落の趣を成して置きながら、這般しやはんの語を以て人を欺くのである。たゞ清川の此八字は実録である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「十五夜分得韻侵。去載方舟墨水潯。今宵開閣緑峰陰。浮生不怪浪遊迹。到処還忻同賞心。両度秋期無片翳。孤村社伴此聯吟。明年知与誰人玩。松影斜々露径深。」幸に此社伴しやはんの聯吟があつて
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)