“この”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コノ
語句割合
67.0%
21.0%
2.3%
2.3%
2.1%
0.8%
小沼0.6%
0.4%
0.4%
0.4%
趣向0.4%
這個0.4%
這般0.4%
今月0.2%
0.2%
嗜好0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また病つきで課業はそつちのけの大怠惰おほなまけ、後で余所よその塾へ入りましたが、又この先生と来た日にや決して、う云ふものを読ませない。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
李克りこくいはく、『たんにしていろこのむ。しかれどもへいもちふるは、司馬穰苴しばじやうしよぐるあたはざるなり』と。ここおい文矦ぶんこうもつしやうす。
又根気のあらん限り著書飜訳ほんやくの事をつとめて、万が一にもこのたみを文明に導くの僥倖ぎょうこうもあらんかと、便り少なくも独り身構えした事である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
他猴と異なり果よりも葉をこのみ、牛羊同然複胃あり。鼻梁びりょうやや人に近く、諸猴にすぐれて相好そうごう美し(ウットの『博物画譜』一)。
「ホウ、半鐘がありますぜ。斯樣なところに旅舍やどやも有る——この次に來る時は是非あの旅舍やどやで泊めて貰ふんだネ。」
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
孔子、晩にして易をこのみ、たんけいしょう説卦せっか文言ぶんげんついず。易を読み、韋編いへん三たび絶つ。曰く、我に数年を仮し、かくのごとくせば、われ易に於て則ち彬彬ひんぴんたらん。(『孔子全集』、一九六五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
赤城の山頂には火口原湖として大沼おの小沼このと二つの湖水があった。頃はいつの頃か定かに判らないが、山麓の村の長者の家で十六になる美しい一人娘があった。或る時しきりに赤城の登山を望んだ。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
匹配ひつぱい百両王姫を御す このこことつおのおの宜きを得 偕老かいろう他年白髪を期す 同心一夕紅糸を繋ぐ 大家終に団欒の日あり 名士豈遭遇の時無からん 人は周南詩句のうちに在り 夭桃満面好手姿
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ねん、二ねん、三ねんと、月日つきひくるま我等われら仕事しごと進行すゝみおな速力そくりよく※去すぎさつて、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさかね豫定よていしたとうりに、にもおどろ海底戰鬪艇かいていせんとうていも、いま九分九厘くぶくりんまで竣成しゆんせいし、いよ/\この二月にぐわつの十一にち
四面しめんみな山にて老樹らうじゆ欝然うつぜんとして翳塞おほひふさぐなかこの美人びじんを見ること愕然びつくりし、是たぬきにあらずんばかならず狐ならんといひければ、岩居がんきよともだちと相顧あひかへりみうつわらふ。
新しい奈良の都の住人は、まだそうした官吏としての、華奢きゃしゃな服装を趣向このむまでに到って居なかった頃、姫の若い父は、近代の時世装に思いを凝して居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
かけにしてばん口説くどいた一升入いつしよういり貧乏徳利びんぼふどくりたれかが外套ぐわいたうちう。おなじく月賦げつぷ……這個このまつくろなのを一着いつちやくして、のそ/\と歩行あるやつを、先生せんせいあざけつて——月府玄蝉げつぷげんせん。)のしたしのばしたいきほひだから
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
? 茶釜ちゃがまでなく、這般この文福和尚ぶんぶくおしょう渋茶しぶちゃにあらぬ振舞ふるまい三十棒さんじゅうぼう、思わずしりえ瞠若どうじゃくとして、……ただ苦笑くしょうするある而已のみ……
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
懐手ふところでをして肩を揺すッて、昨日きのうあたりの島田まげをがくりがくりとうなずかせ、今月このにち更衣うつりかえをしたばかりの裲襠しかけすそに廊下をぬぐわせ、大跨おおまたにしかも急いで上草履を引きッている。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
貞観のはじめ前越後守伴龍男の従者吉弥きみこの広野ひろのの、その主の犯罪を官に密告せる書生物部稲吉を殴殺せしがごときその一なり。『将門記』に、平将門の駆使に丈部はせつかべ子春丸あり。
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
男子なんしにも、六八ずゐ煬帝やうだい臣家しんか六九麻叔謀ましゆくぼうといふもの、小児せうにの肉を嗜好このみて、ひそかに民の小児をぬすみ、これをしてくらひしも七〇あなれど、是は浅ましき七一えびす心にて、あるじのかたり給ふとはことなり。
容止みかほたかくさかしくて音辞みことばすぐあきらかなり。天命開別あめみことひらかすわけの天皇(天智天皇)の為にめぐまれたまふ。ひととなるに及びてわいわいしくて才学かど有り、もっと文筆ふみつくることこのむ。詩賦しふおこり、大津より始まれり……。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
楞厳経りょうごんきょう』に曰く、「一切衆生しゅじょう、無始よりこのかた、生死相続することは、みな常住の真心しんしん性浄明しょうじょうみょうたいを知らざるにより、もろもろの妄想をって、この想は真ならず、ゆえに輪転あり」
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
門人かけんか見え候故、しばらく話し申候。寝てゐる程の事にもあらず候。このかん学問もあり画もよく候。逢不申残念に御坐候。私気色は春よりいろ/\あしく候。然ども浪食もとのごとくに候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)