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文矦
李克曰く、『
起は
貪にして
色を
好む。
然れども
兵を
用ふるは、
司馬穰苴も
過ぐる
能はざる
也』と。
是に
於て
魏の
文矦以て
將と
爲す。
魯君、
之を
疑うて、
呉起を
(六九)謝す。
呉起、
是に
於て
魏の
文矦の
賢なるを
聞き、
之に
事へんと
欲す。
文矦、
李克に
問うて
曰く、『
呉起は
何如なる
人ぞ』
文矦、
呉起が
善く
兵を
用ひ・
(七五)廉平にして
能を
盡し
士の
心を
得たるを
以て、
乃ち
以て
西河の
守と
爲し、
以て
秦・
韓を
拒がしむ。
魏の
文矦既に
卒す。
起、
其子武矦に
事ふ。