“其子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのこ92.3%
それ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其父そのちちたたかひて(七三)くびすめぐらさずして、つひてきせり。呉公ごこういままた其子そのこふ。せふ(七四)其死所そのししよらず。ここもつこれこくするなり
無論誠吾がぢかに逢つたのではないが、さいに云ひけてことわらした。夫でも其子そのこは期日迄に国へ帰つて差支なく検査をましてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其子それが教師にふざけて居る。いかにもその様子の馴れ馴れしいこと実に教師の子ではあるまいかと思いましたが、しかしその方は純粋の僧侶であるから妻君がないに極って居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
五色ごしきのシナ縮緬ちりめんで飾りを付け、其子それに例の香炉を持たして香をかせて居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)