“コレ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:これ
語句割合
42.9%
28.6%
9.5%
4.8%
4.8%
4.8%
此娘4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弦ヲクニ二法アリ、無名指ト中指ニテ大指ヲ圧シ、指頭ヲ弦ノ直堅チヨクケンに当ツ! コレヲ中国ノ射法トフ! 正次の射法はこれであった。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コレ本品ノ高温ニ於テ最モ強劇ノ酸化薬タル所以ユエンナリ………………又本品ニ二倍量ノ庶糖ヲ混和シ此ノ混和物ニ強硫酸ノ一滴ヲ点ズルトキハ已ニ発火ス云々
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
ナンジノ知ラザル所ハ、人ソレコレテンヤ」である。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ほんの苗木ぢやつたカヘが、コレほどの森になつたものな。コハかつたぞよ。此墓のみタマが、河内安宿部アスカベから石ちに来て居た男に、いた時はなう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
コレは、晋唐の新しい文学の影響を、受け過ぎるほどけ入れた文人かたぎの彼には、数年来珍しくもなくなつた癖である。かうして、何処ドコまで行くのだらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
然るに伏羲コレを大極の圖と爲し、中に何も無き所に於て衆理を具ふと爲し、空理を以て極意と爲すこと甚だ失れり。圓相は氣滿の象積氣の貌なり。
安藤昌益 (旧字旧仮名) / 狩野亨吉(著)
コレ、大漢ノ建安十五年。南陽、諸葛亮ショカツリョウ、謹ンデサイヲ大都督公瑾周府君コウキンシュウフクンノ霊前ニ致シテウ。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どう御思いになります? 私なんかあんまり放縦なしだらのないもんだと思ってますけど。近世文学なんて私大嫌です。だから此娘コレにもかぶれたりなんかしてはいけないって云って居るんです
千世子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)