“コノ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:この
語句割合
27.3%
趣向27.3%
18.2%
9.1%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの方が壯盛ワカザカりに、棒術ホコユケコノんで、今にも事あれかしと謂つた顏で、立派なヨロヒをつけて、のつし/\と長い物をいて歩かれたお姿が、あれを見てゐて、ちらつくやうだなど
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
新しい奈良の都の住人は、まださうした官吏としての、華奢な服裝を趣向コノむまでに到つて居なかつた頃、姫の若い父は、近代の時世裝に思ひを凝して居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
トセ成田香火者搭船常シテ于橋岸行客、是以俗呼コノ行徳河岸行徳船、余亦臨搭船
コノ為来シキタりを何時となく、女たちのハナすのを聞いて、姫が、女のギヤウとして、この野遊びをする気になられたのだ、と思つたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれは、このおれは、何処ドコに居るのだ。……それから、こゝは何処なのだ。ソレよりも第一、コノおれはダレなのだ。其をすつかり、おれは忘れた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
抄出すれば万寿菊については「万寿菊、根ヨリ発セズ、春間ニタネヲ下ス、花開テ黄金色、繋テ且ツ久シ、性極テ肥ヲコノム」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
厳凝イツゴリと 神習カムナラヒゆくコノ吾魂ワガタマ。いよゝます/\ 厳凝してむ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)