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偸
ふりがな文庫
“偸”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぬす
96.6%
と
0.5%
た
0.5%
たの
0.5%
ぬすみ
0.5%
ぬすん
0.5%
ひそか
0.5%
ヌス
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬす
(逆引き)
暫くしてそつと
偸
(
ぬす
)
み見をすると、あの人は如何にもものを内に向いて考へるやうな眼付をして、ぢいつと一つところを見つめて居る。
脱殻
(新字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
偸(ぬす)の例文をもっと
(50作品+)
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と
(逆引き)
それも急性
胃加答児
(
いカタル
)
で
偸
(
と
)
られたのだと云うから、事に寄ると祖母が可愛がりごかしに口を慎ませなかった
祟
(
たたり
)
かも知れぬ。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
偸(と)の例文をもっと
(1作品)
見る
た
(逆引き)
いちぶ
一什
(
しじゅう
)
は、のべつ隣の王婆が、裏の台所口へ来ては、
偸
(
た
)
ち聞きしている。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
偸(た)の例文をもっと
(1作品)
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たの
(逆引き)
そこで勢い他の力に頼って一日の安きを
偸
(
たの
)
むようになる。その結果は亡国。朝鮮はこれをやって、とうとうああいう末路を見た。しかしこれを以て
直
(
ただ
)
ちに侵略的の意味に誤解されては甚だ困る。
日支親善策如何:――我輩の日支親善論
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
偸(たの)の例文をもっと
(1作品)
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ぬすみ
(逆引き)
堅気な奉公をしたことのない女のように、ときどき私や妻の方を
偸
(
ぬすみ
)
みる瞳が素早かった。
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
偸(ぬすみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぬすん
(逆引き)
影の如く幻の如く、近づくものがある、足音を
偸
(
ぬすん
)
でも「或る物」は「無き物」よりも、隠然たる権威を挟んで
予
(
あらかじ
)
め一種の警告を与えるものである、彼は忍びて
先
(
ま
)
ず、自分たちが生きているのか
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
偸(ぬすん)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひそか
(逆引き)
宮は美き目を挙げて、求むるところあるが如く
偸
(
ひそか
)
に男の顔を見たり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
偸(ひそか)の例文をもっと
(1作品)
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ヌス
(逆引き)
母ハ我ガ
胎
(
ハラ
)
ナリ、胎ハ我ガ身命ノ
基
(
モト
)
ナリ。一命元ヨリ君家ニ
託
(
タク
)
セド、君家未ダ兵馬ノ命ヲ発セズ、猶一日ノ無事アルヲ
窺
(
ウカガ
)
ヒ、即チ、
質
(
シチ
)
ノ母ヲ
偸
(
ヌス
)
ミ、御辺ノ義ヲ
欺
(
アザム
)
ク。罪大ナレド、非義ヲ
咎
(
トガ
)
ム
勿
(
ナカ
)
レ。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
偸(ヌス)の例文をもっと
(1作品)
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偸
漢検1級
部首:⼈
11画
“偸”を含む語句
偸視
偸盗
偸聴
偸見
偸安
偸盗戒
苟且偸安
巧偸豪奪
小窃偸
小偸人
妖髠偸奪
偸食
偸間
偸立
偸目
偸人
偸生
偸汗
偸換
偸安姑息
...
“偸”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
吉川英治
夏目漱石
南方熊楠
徳田秋声
室生犀星
佐左木俊郎
福沢諭吉
林不忘
幸田露伴