トップ
>
偸安
ふりがな文庫
“偸安”の読み方と例文
読み方
割合
とうあん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうあん
(逆引き)
親代々の
食禄
(
しょくろく
)
を守っていればよい、もはや合戦ということもない、士分の人々のそういう
偸安
(
とうあん
)
に対して、足軽たちは出世したいという希望があった。
足軽奉公
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
世界の歴史にも
往々
(
おうおう
)
見ることだが、他の力を当てにして一日の
偸安
(
とうあん
)
を計るということが一番
畏
(
おそ
)
るべしだ。これは支那の歴史にはいくつもその例がある。
日支親善策如何:――我輩の日支親善論
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
これは一面において科学的思想の
涵養
(
かんよう
)
の不足をものがたると共に、他面においては上述の多年の
偸安
(
とうあん
)
的な習性が災いしているのではないかと考えられる。
日本文化と科学的思想
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
偸安(とうあん)の例文をもっと
(10作品)
見る
“偸安”の意味
《名詞》
偸 安(とうあん)
目先の安楽をむさぼり将来を考えないこと。
(出典:Wiktionary)
偸
漢検1級
部首:⼈
11画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“偸安”で始まる語句
偸安姑息
検索の候補
偸安姑息
苟且偸安
“偸安”のふりがなが多い著者
風巻景次郎
徳富蘇峰
石原純
尾崎士郎
大隈重信
芥川竜之介
山本周五郎
宮本百合子