ぬすん)” の例文
影の如く幻の如く、近づくものがある、足音をぬすんでも「或る物」は「無き物」よりも、隠然たる権威を挟んであらかじめ一種の警告を与えるものである、彼は忍びてず、自分たちが生きているのか
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)