“偸盗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうとう80.0%
とうとう10.0%
ぬすみ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近頃の新聞の三面、連日に、偸盗ちゅうとう邪淫じゃいん、殺傷の記事を読む方々に、こんな事は、話どころか、夢だとも思われまい。時世は移った。……
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
七に曰く、偸盗とうとうするなかれ。およそ人の財物をやぶり不公平のことをつつしむ。八に曰く、妄証ぼうしょうするなかれ。およそ人の声名をそしり、ならびに人をいつわるなどを禁ず。九に曰く、他人の妻を願うなかれ。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
「一に仏法に帰依きえ、二に正法しょうぼう帰奉きほう、三に師友に帰敬。これを三という。……次の五戒とは、殺生、偸盗ぬすみ、邪淫、貪酒どんしゅ、妄語のことじゃ。守るか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)