“正法”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうぼう33.3%
しやうぼふ22.2%
しょうほう22.2%
しやうほふ11.1%
しようほう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一に仏法に帰依きえ、二に正法しょうぼう帰奉きほう、三に師友に帰敬。これを三という。……次の五戒とは、殺生、偸盗ぬすみ、邪淫、貪酒どんしゅ、妄語のことじゃ。守るか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沢の蛍は天に舞ひ、闇裏やみおもひは世に燃ゆるぞよ、朕は闇に動きて闇に行ひ、闇に笑つて闇にやすらふ下津岩根の常闇とこやみの国の大王おほぎみなり、正法しやうぼふの水有らん限は魔道の波もいつか絶ゆべき
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そうして仏様の時代を正法しょうほう像法ぞうほう末法まっぽうの三つに分けます。正法と申しますのは仏の教えが最も純粋に行なわれる時代で、像法は大体それに似通った時代です。
最終戦争論 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
智山 (騷がず。)正法しやうほふ千年、像法ざうほふ千年の世はすぎて、今は末法の世でござる。それを救はんがために、われ等も努めて居るとは知られぬか。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
聖なるうゑ正法しようほうの永くつゞける殺生業せつしようごう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)