“正法眼蔵”の読み方と例文
読み方割合
しょうぼうげんぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「邪師にまどはされ」ているもののために「仏家の正法を知らしめん」として、彼は『正法眼蔵しょうぼうげんぞう』を書き始めた。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
道元禅師はその『正法眼蔵しょうぼうげんぞう』に強くこういった。「道心ありて名利をなげすてん人いるべし」と。つまり名利に仕える如き人間は山内さんないには入れぬというのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
正法眼蔵しょうぼうげんぞう』に「梅花の巻」といわれているものがある。かれはそうと気がついて、急に見たくなって、そば書架しょかがあれば、手を出してその本を探したいような心持がした。