“しょうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
正保35.7%
捷報32.1%
詳報10.7%
正法7.1%
小方3.6%
承保3.6%
摂法3.6%
鞘苞3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、正保しょうほう慶安けいあん承応じょうおう万治まんじ——元禄というように、世が推移してくるにしたがって、世風も士風もおどろくばかり変って来たのである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土州因州あたりは旧士族ばかりでなく一般の人々の気受けも薩摩の捷報しょうほうをよろこぶ色がある、あだかも長州征伐の時のようだなど言い触らすものさえある。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ロンドンにむけ帰航中である。船客と乗組員はすこぶる元気である。ただし今回の遭難事件によって死傷したる者もあるようであるが、まだ詳報しょうほうは発表されない
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
案ずるに、西域せいいきに刀を呑み、火を呑むたぐいの幻術を善くする者あることは、前漢時代の記録にも見えている。これも恐らくそれらの遺術を相伝したもので、仏氏の正法しょうほうではない。
にのった精悍せいかんな影は、その時もう五騎六騎と、彼の前後を包囲してきた。いうまでもなく黄巾賊の小方しょうほう小頭目しょうとうもく)らである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大方だいほう中方ちゅうほう小方しょうほうなどというのは、方師ほうし術者じゅつしゃ・祈祷師)の称号で、その位階をも現わしていた。黄巾賊の仲間では、部将をさして、みなそう呼ぶのであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて百日の内に、中宮にご懐妊の徴候が現れ、承保しょうほう元年十二月、目出度く皇子が誕生した。
摂法しょうほうというのがそれです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
花下かかに緑色の一子房しぼうがあって、直立し花をいただいている。子房には小柄しょうへいがあり、その下に大きな二枚の鞘苞しょうほうがあって花をようしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)