“慶安”の読み方と例文
読み方割合
けいあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸詰めの年寄役だった父の惣兵衛そうべえが、それから六年めの慶安けいあん四年に岡崎へ帰って来た。国老格で吟味役を兼ねることになったのである。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それが、正保しょうほう慶安けいあん承応じょうおう万治まんじ——元禄というように、世が推移してくるにしたがって、世風も士風もおどろくばかり変って来たのである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
活字本や慶安けいあん版本が何によったかは知らぬが、『春曙抄』は耄及愚翁の本によって校訂したといわれている(2)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)