“正保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうほう71.4%
しょうほ21.4%
しやうはう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなら今にいたるまでに、わたくしの見た最古の「武鑑」乃至ないしその類書は何かというと、それは正保しょうほう二年に作った江戸の「屋敷附」である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
元禄十一年(1698)に出版された貝原損軒そんけん(益軒)の『花譜』には「正保しょうほころはじめてもろこしより長崎へきたる」と述べ
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
正保しやうはう元年に生れた芭蕉は寛文、延宝えんぱう天和てんな貞享ぢやうきやうを経、元禄七年に長逝した。すると芭蕉の一生は怪談小説の流行の中に終始したものと云はなければならぬ。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)