“けいあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桂庵64.9%
慶安29.7%
奎庵2.7%
慶庵2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横町には、また、細々こまごました路地がたくさんあります。見世物の木戸番、活動写真の技師、仕事師、夜見世の道具屋、袋物の職人、安桂庵けいあん
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
それが、正保しょうほう慶安けいあん承応じょうおう万治まんじ——元禄というように、世が推移してくるにしたがって、世風も士風もおどろくばかり変って来たのである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて驅けつけた醫者は、金澤町の奎庵けいあんといふ五十年輩の坊主頭でした。お妙が死んで居るのを見て
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
もしそれやけに紅粉を廃して、読書し、裁縫し、音楽し、学術、手芸をのみこれこととせむか。女教師となれ、産婆となれ、針妙しんめうとなれ、寧ろ慶庵けいあん婆々ばゞあとなれ、美にあらずしてなんぞ。
醜婦を呵す (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)