“西域”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいいき66.7%
せいゐき22.2%
さいいき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宝幢寺にゐる坊主と云ふのは、西域せいいきから来た蛮僧である。これが、医療も加へれば、房術も施すと云ふので、この界隈では、評判が高い。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この関野氏が、ある時支那の西域せいゐきで発掘せられた木乃伊の鑑定を頼まれた事があつた。棺のなかには白絹しらきぬで叮嚀に巻かれた屍体がよこたはつてゐた。
ガンダーラや西域さいいきの絵画と関係のあるものではないであろうか、などといっていた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)