“ぬすみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヌスミ
語句割合
50.0%
14.3%
窃盗14.3%
7.1%
偸盗7.1%
盗賊7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生きて行くことが出来る丈の手当すら与へないで、仕事は一人前を吩付いひつけると云ふのは、隙さへあつたらぬすみでもかたりでもして命をつなげと云ふにひとしいとも云ひ得る。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
殺しぬすみなどする者に非ず何か謂れの有さうな事と明暮あけくれかなしなげき一かう食事しよくじも致さぬゆゑ我等われらはゝいさめ江戸えどへ參り樣子を承まはり申さんと云て大坂を立出昨日六がうの渡しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すなわち淫行、窃盗ぬすみ、殺人、姦淫かんいん慳貪むさぼり邪曲よこしま詭計たばかり、好色、嫉妬ねたみ誹謗そしり傲慢ごうまん、愚痴など、すべてこれらの悪しきことは内より出でて人を汚す。
堅気な奉公をしたことのない女のように、ときどき私や妻の方をぬすみみる瞳が素早かった。
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「一に仏法に帰依きえ、二に正法しょうぼう帰奉きほう、三に師友に帰敬。これを三という。……次の五戒とは、殺生、偸盗ぬすみ、邪淫、貪酒どんしゅ、妄語のことじゃ。守るか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんならてめえ、おれが一昨日おととい盗賊ぬすみをして来たんならどうするつもりだ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)