“ぬすびと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盗人75.0%
盜人11.3%
盗賊6.3%
盜賊2.5%
1.3%
強人1.3%
落草1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やい盗人ぬすびと峯松、其方そちは何うもふてええ奴だなア、七年以前に此の伊香保へ湯治に来た時、渋川の達磨茶屋で、わっちア江戸ッ子でござえます
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お助け下さい。娘のお糸が盜人ぬすびとの疑を受けて、大名屋敷へ引渡されさうになつて居ります。引渡されたが最後、生きて歸りつこはありません
なんだって、おまえへい乗越のりこえてて、盗賊ぬすびとのように、わたしのラプンツェルをってくのだ? そんなことをすれば、いことはいぞ。」
されど今宵しばらくは、別るとも好からん。二三時間立ちて迎へに來よ。歸路は月あかゝるべし。そち達はぬすびとを恐るゝことはあらじ。主人。さなり。
寂しきカムパニアの野邊を夜更けては過ぎじとて、こゝに宿りし農夫にやあらん。さらずばこゝをまもる兵土にや。はたぬすびとにや。さおもへば打物の石に觸るゝ音も聞ゆる如し。
道の傍に十字架あり。そが上には枯髏されこうべ殘れり。こはつみなき人を脅したるむくいに、こゝに刑せられし強人ぬすびとの骨なるべし。これさへ我心を動すことたゞならざりき。
落草ぬすびとども道をささへて、行李にもつも残りなくうばはれしがうへに、人のかたるを聞けば、是より東の方は所々に新関しんせきゑて、旅客たびびと往来いききをだにゆるさざるよし。
守、此のぬすびとさぐとらふために、一六五助の君文室ふんや広之ひろゆき、大宮司のたちに来て、今もつぱらに此の事を一六六はかり給ふよしを聞きぬ。此の太刀一六七いかさまにも下司したづかさなどのくべき物にあらず。