“枯髏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ころ66.7%
されこうべ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一壁崩壞して、枯髏ころ殘骨の露呈せる處に、葡萄のひ來りて、半ばそを覆ひたるは、心ありてこの悲慘の景を見せじとするにやとさへ思はれたり。
潔味けつみ私が口に適候而悦申候。いれもの重箱やきもの提燈御かへし申候。みそとくしこ入候はとゞめおき申候。早々。十二月七日。太中。辞安様。枯髏ころくわいしも三字急に出不申候。出候はば可申上候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
道の傍に十字架あり。そが上には枯髏されこうべ殘れり。こはつみなき人を脅したるむくいに、こゝに刑せられし強人ぬすびとの骨なるべし。これさへ我心を動すことたゞならざりき。