“ぬすつと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盜人42.9%
盗人42.9%
偸人14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから柳橋へ行つてお通の茶店で見せびらかして、札止ふだどめは木場の春木屋だ。主人にも番頭にも小僧にも見せて、三千兩の盜人ぬすつとはこの手紙を
「いや、はや、飛んでも無えたはけがあるものだ。日本の盗人ぬすつとの守り本尊、わつち贔屓ひいきの鼠小僧を何だと思つてゐやがる。親分なら知ら無え事、わつちだつたらその野郎をきつと張り倒してゐやしたぜ。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「夕方になると彼處の乞食婆がね、×ちやんに逢ひたくつて、×ちやんの家の前を幾度も往き來してんだよ、まるで偸人ぬすつとみたいな婆あだつて、ほんとかい?」
梁上の足 (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)