“贔屓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひいき81.9%
びいき17.5%
ひか0.3%
ひゐき0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アーティストの評価は、奇をてらうことを避けて、有識者、具眼者の説に聴従しても大した間違いはあるまいと思う。贔屓ひいき贔屓は別だ。
英国の一紳士しんしにしてながく日本に滞在し、日本の婦人を妻とせる人がすこぶる日本贔屓びいきで、種々の著述ちょじゅつもして日本を世界に紹介しょうかいした。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
すると、うむ、それは、よき人々に贔屓ひかれておるな——広海屋と申せば、名うての大町人、やがて江戸一にもなるべき人だ——
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
長吉ちようきち門前もんぜん産聲うぶごゑげしものと大和尚夫婦だいおしようふうふ贔屓ひゐきもあり、おな學校がくかうへかよへば私立しりつ私立しりつとけなされるもこゝろわるきに、元來ぐわんらい愛敬あいけうのなき長吉ちようきちなればこゝろから味方みかたにつくものもなきあはれさ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)