“判官贔屓”の読み方と例文
読み方割合
ほうがんびいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし、この年配としごろの人数ひとかずには漏れない、判官贔屓ほうがんびいきが、その古跡を、取散らすまい、犯すまいとしたのであった——
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
判官贔屓ほうがんびいき”という語がある。いま始まったことではない。鎌倉末期、足利時代からすでにそれはあったようだ。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのために判官贔屓ほうがんびいきに陥って、パデレフスキーを無視したり、ラフマニノフを憎んだりしたことさえあった。これらの大家たちは、コルトーと、あまりにも傾向が違っていたからである。